【前の記事】扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載不要は、帳簿がなくてもOK!

昨年の年末に従業員から提出を受けた平成28年分の扶養控除等申告書には、マイナンバーを記載してもらう必要があるの?≪復習編≫

平成28年以後に提出する扶養控除等申告書には、マイナンバーを記載する必要があります。

毎年、毎年、年末に提出する都度、マイナンバーを記載する、というのが原則です。

「平成28年以後」ですから、平成27年の年末に従業員が提出した平成28年分の扶養控除等申告書には、マイナンバーを記載しなくても良い、ということになります。

扶養控除等申告書とマイナンバー 国税庁HP FAQ スペシャル
こちらの記事もご覧ください!

扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載を不要とする手法には、
①扶養控除等申告書をベースに作成した「一定の帳簿」があれば、2年目以降のマイナンバーの記載を不要とする『一定の帳簿スペシャル』
と、
②扶養控除等申告書に一切マイナンバーを記載しない『超特例帳簿スペシャル』
の2つがあります。
話題になっているのは、②の方です。
下記の順に読んでいただければ、と思います。


★平成何年分の扶養控除等申告書からマイナンバーを書くの?

★去年、マイナンバーを扶養控除等申告書に書いてもらわなかった場合、今年の年末調整ではどう対応すればいいの?

★扶養控除等申告書には、マイナンバーは記載不要?

★扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載を不要とする場合の「帳簿」の注意点

★扶養控除等申告書に一度もマイナンバーを記載しなくてもOK!

★扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載を不要とする場合の「4要件」+「1要件」

★扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載不要は、帳簿がなくてもOK!

★平成28年分と平成29年分の扶養控除等申告書とマイナンバーの奇妙な関係

★「扶養控除等申告書とマイナンバー問題」で頭が混乱すると、しちゃいそうな間違い特集

★マイナンバーを絶対に記載できないようにするための扶養控除等申告書のカスタマイズ!

★『一定の帳簿スペシャル』のマイナンバー帳簿は、いつまで保存しなければならない?

★扶養控除等申告書に記載しなかったマイナンバー等に変更があった場合には、「3年保存期限」の「変更届出書」の提出が必要!

★扶養控除等申告書にマイナンバーを記載しなかった場合の、「変更届出書」以外の変更対応方法とは?

★帳簿がなくても従業員がマイナンバーを扶養控除等申告書に記載しなくて済む方法!

★扶養から外れた人のマイナンバーは、マスキングして扶養控除等申告書を保存?

昨年の年末は、自治体によって、通知カードの到着にかなりの時差がありました。

そこで、年末にはマイナンバーの記載されていない扶養控除等申告書を従業員に提出させ、年明けに従業員全員にマイナンバーが届いてから、扶養控除等申告書を従業員にバックし、マイナンバーを記載してもらって再度回収した会社もあると思います。

また、結局マイナンバーの記載のない平成28年分の扶養控除等申告書の提出を受けて、そのままにしている会社もあるのではないでしょうか?

そのような場合、会社サイドとしては、今年平成28年の年末に、従業員から初めてマイナンバーの記載された平成29年分の扶養控除等申告書の提出を受けた際、「そうだ、去年の年末に集めた扶養控除等申告書にはマイナンバーが記載されていないから、そちらにもマイナンバーを転記しておこう」と思うかもしれません。

でも、それは不要です。上記にある通り、平成27年中に提出を受けたものだからです。

ただし、今年の年末に発行する平成28年分の源泉徴収票は、平成28年分の扶養控除等申告書を元に作成するのが大前提です。

ということは、平成28年分の源泉徴収票に記載するマイナンバーを、平成28年分の扶養控除等申告書に記載するよう、従業員に求めるのは、間違った行為ではありません

また、時期的に、平成28年分の源泉徴収票は、平成28年の年末に作成する訳ですが、この時期に従業員から提出を受ける、平成29年分の扶養控除等申告書に記載されたマイナンバーを参照して、源泉徴収票を作成しても良いことになっています。

ご注意いただきたいのは、平成28年中に不幸にも扶養親族の方がお亡くなりになっているような場合です。

このような場合、年末にご存命でなくても、(所得要件等を満たせば)平成28年分の扶養親族に該当します。

ただし、その方は、平成29年分の扶養控除等申告書には記載されないため、その方のマイナンバーの提供を受け忘れないように注意してください(提供を受ける方法としては、平成28年分の扶養控除等申告書に記載してもらうか、一定の帳簿に記載してもらう方法によります)。