【前の記事】扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載を不要とする場合の「4要件」+「1要件」

扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載不要は帳簿がなくてもOK!

さて、「一定の帳簿スペシャル」には、帳簿の「記載要件」がありました

(再掲)
1?扶養控除等申告書に記載されるべき提出者本人、控除対象配偶者、控除対象扶養親族等の氏名、住所及びマイナンバー(個人番号)
2?帳簿の作成に当たり提出を受けた申告書の名称
3?2の申告書の提出年月
(Q1-3-2(答))

ところが、「超特例帳簿スペシャル」には、「記載要件」がありません

ということは、「超特例帳簿スペシャル」帳簿には、マイナンバーが書いてあればいいんですね。

そして、「紐付け」ができればいい訳ですから、従業員の名前さえ書いてあれば、「扶養控除等申告書」の名前と、「帳簿」の名前をマッチングして「紐付け」できます

ということは、極論を言うと、「超特例帳簿スペシャル」帳簿は、個人番号カードや、通知カードのコピーでもいい、ということになります。

個人番号カードの裏面や、通知カードの表(おもて)面には、マイナンバーと氏名が並んで記載されていますから。

話が「Q1-3-5」から「Q1-5-1」に飛んでいますが、この「Q1-5-1」の(答)には続きがあります。

扶養控除等申告書とマイナンバー 国税庁HP FAQ スペシャル
こちらの記事もご覧ください!

扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載を不要とする手法には、
①扶養控除等申告書をベースに作成した「一定の帳簿」があれば、2年目以降のマイナンバーの記載を不要とする『一定の帳簿スペシャル』
と、
②扶養控除等申告書に一切マイナンバーを記載しない『超特例帳簿スペシャル』
の2つがあります。
話題になっているのは、②の方です。
下記の順に読んでいただければ、と思います。


★平成何年分の扶養控除等申告書からマイナンバーを書くの?

★去年、マイナンバーを扶養控除等申告書に書いてもらわなかった場合、今年の年末調整ではどう対応すればいいの?

★扶養控除等申告書には、マイナンバーは記載不要?

★扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載を不要とする場合の「帳簿」の注意点

★扶養控除等申告書に一度もマイナンバーを記載しなくてもOK!

★扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載を不要とする場合の「4要件」+「1要件」

★扶養控除等申告書へのマイナンバーの記載不要は、帳簿がなくてもOK!

★平成28年分と平成29年分の扶養控除等申告書とマイナンバーの奇妙な関係

★「扶養控除等申告書とマイナンバー問題」で頭が混乱すると、しちゃいそうな間違い特集

★マイナンバーを絶対に記載できないようにするための扶養控除等申告書のカスタマイズ!

★『一定の帳簿スペシャル』のマイナンバー帳簿は、いつまで保存しなければならない?

★扶養控除等申告書に記載しなかったマイナンバー等に変更があった場合には、「3年保存期限」の「変更届出書」の提出が必要!

★扶養控除等申告書にマイナンバーを記載しなかった場合の、「変更届出書」以外の変更対応方法とは?

★帳簿がなくても従業員がマイナンバーを扶養控除等申告書に記載しなくて済む方法!

★扶養から外れた人のマイナンバーは、マスキングして扶養控除等申告書を保存?

また、平成29年1月以後に支払を受けるべき給与等に係る扶養控除等申告書について、給与支払者が扶養控除等申告書などの一定の税務関係書類の提出を受けて作成した従業員等のマイナンバー(個人番号)等が記載された帳簿を備えている場合には、その帳簿に記載された従業員等のマイナンバー(個人番号)については、扶養控除等申告書に記載する必要はないこととされています。この場合に、上記の方法により提出された「マイナンバー(個人番号)と紐付け管理された扶養控除等申告書」も帳簿作成の基となる扶養控除等申告書として取り扱って差し支えありません。(Q1-3-5参照)

どういうことだか、お分かりになります?

「一定の帳簿スペシャル」で、最初に一度は【扶養控除等申告書】にマイナンバーを書いてもらってね、と言っているんですが、この【扶養控除等申告書】は、「超特例帳簿スペシャル」における、マイナンバーの記載されていない(でも紐付けが完璧だからマイナンバーはすぐ分かる)「扶養控除等申告書」でもいいよ、ということなんです。

うーん、帳簿にいろいろ書かなくちゃいけない「一定の帳簿スペシャル」と、扶養控除等申告書に従業員も事業者もコメントを書かなくちゃいけない「超特例帳簿スペシャル」の合わせ技って、なんかメリットあるのでしょうか?