土地建物を一括購入。内訳が分からない場合の対処法

土地は消費税非課税、建物は消費税課税+減価償却

契約書が「全部でいくら」となっていると、土地と建物のそれぞれの金額が分からない

建物の購入金額の中には消費税が含まれている(ことになる)が、土地は違う

建物はその取得価額を毎期分割して経費にしていく(減価償却)が、土地はそのまま

内訳が分からないと正しい経理、申告ができない

片方計算で出して後は残りの分とする方法は金額の検証が必要

消費税が記載されていれば、その消費税から逆算して、建物の取得価額を計算できる

消費税の記載がなければ、実態に合った合理的な計算を試みる(例えば、土地と建物の固定資産税評価額や相続税評価額の比で購入金額を按分する等)

建物の金額を計算して残りが土地、先に土地を計算して残りが建物、という方法もあるが、例えば、一括で1,000万円で買ったのに、土地の相続税評価額を計算してみたら1,200万円みたいな場合もある(建物が△200万円?)ので注意が必要

国税庁から発表されている「建物の標準的な建築価額表」を使う、という方法もあります。