あなたの会社の売上は取引先の仕入
あなたの会社の売上は、取引先にとっては仕入です。
あなたの会社が売上を申告しなくても、取引先は仕入を申告します。
仕入を申告した方が、税金が安くなるからです。
売上が少なくないか?仕入が多くないか?
取引先に税務調査が入った場合、税務調査官は「売上が少なくないか?仕入が多くないか?」をチェックします。
「売上が少なくないか?」というのは、売上が除外されていないかをチェックするということです。
「仕入が多くないか?」というのは、架空仕入が含まれていないかをチェックするということです。
あなたの会社に税務調査が入らなくても、取引先の税務調査で、あなたの会社との取引がチェックされます。
取引先に仕入が計上されているのにもかかわらず、あなたの会社が売上を計上していないとなると、取引先が架空仕入を計上しているように見えてしまいます。
架空ではないと分かると、あなたの会社が売上を申告していないことは明白になります。
あなたの会社の売上とあなたの会社の仕入もセット
あなたの会社が80万円で仕入れた商品を、100万円で売った場合、80万円の仕入と、100万円の売上が計上されます。
100万円の売上を計上しないと、80万円の仕入だけが計上されることになります。
あなたの会社に税務調査が入れば、100万円の売上の申告もれは、すぐに分かります。
あなたの売上とあなたの経費もセット
100万円で販売が決まった商品を、北海道の得意先に5万円で輸送した場合、100万円の売上と、5万円の輸送費が計上されます。
100万円の売上を計上しないと、5万円の輸送費だけが計上されることになります。
この場合にも、あなたの会社に税務調査が入れば、100万円の売上の申告もれは、すぐに分かります。
逆に損します
売上の申告もれは、ペナルティの税金も高くなります。
税務署は、様々な情報を保有しています。
どうせバレないなんて考えず、売上以外も含め、きちんと申告しましょう!